ワインセラーを選ぶにあたって～温度の重要性～ | ワインセラーのカシェットシークレット

ワインセラーを選ぶ際に注目していただきたいのは　『温度』　です。

おそらくワインセラーの根本でありこれ以上重要視するものもないと思います。

温度が変化がもたらすワインへの影響は多大なものです。

温度変化が激しい環境下におかれたワインはどんどん劣化していきます。

具体的に劣化とはワインの味わいにふくらみがなくなり、余韻も短く線の細い味わいになることを言います。

一部ではコルクにカビが発生しワイン自体にコルクの香りが移ってしまいワインをダメにしてしまいます。

ワイン業界でいう　『ブショネ』　とはこのことを指し示します。

ワインの本場フランスではカーヴという地下貯蔵庫がありそこで長い年月をかけてワインを熟成していきます。

カーヴの状態は年間を通して温度が10～15度程度、70％近い湿潤状態。

ワインにとって最高の寝床でもあります。

それを実現したのがワインセラーです。

ワインに適正な温度管理をされ、ワインの敵であるあらゆる要因からワインを守ってくれます。

ワインセラーの果たす大事な様々な役割に関して

【今回本題である温度についてあげてみます。】

ワインセラーも様々な種類はあるもののほぼ10～15度まで設定するものが多く出ています。
予備知識として皆様へ持っていただきたい点がございます。

▼ワインセラーのチェック項目▼

■購入時にはご自分で温度計を入れて計ってみることをお勧めいたします。

■夏場には外気温が上がるため大きく冷却部に負担がかかる為、
常に温度に関しては注意を払っておくことが必要です。
以前には計画停電やなどもあり安心することができない事例もあります。

■購入後のアフターケアの有無（保障期限が切れた後も長く相談に乗ってくれるところなど）

それでも精密機器ですので万が一、故障などのトラブルに見舞われてしまいどうすればいいのか
そこで何か起こった際の対処方法をお伝えいたします。
（※必ずしもワインの保障するものではございません。）

▼　対　処　方　法　▼

■万が一長い間電気が止まる場合
→常に冷凍庫にある保冷剤を準備しておき、保冷剤をワインセラーの内部に置いておく事により
内部の急激な温度上昇を防ぐことができます。

■ワインセラーを修理してもらうまでの間ワインをどこにどう保管するか？
→やむをえなく保管しないといけない場合には家庭用冷蔵庫に一時的に保管してください。
その際には、ワインを空気が入らぬようにサランラップに隙間がないように巻いていただき（空気があると結露によりその部分のラベルが滲んだりよれたりしてしまいます）
さらにその上からアルミホイルか新聞紙を巻いて日光を遮断してください。
そして、野菜室に保管してあまり開け閉めをしないでください。

●うちは100本近くあって冷蔵庫などに保管できない！！
→羨ましい限りでございますが、その場合は上記同様にワインを包んでもらって
家の内部で一番温度の低い場所、押入れや床下収納などの振動の少なく光が差し込まない涼しい場所に分けて保存してください。

より長く大事なワインを最適な環境で保存していただき最高のワインライフをお送りください。

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