ワインセラーの選び方～中古のリスク～ | ワインセラーのカシェットシークレット

今後ワインセラーをご購入予定のワインラバー様向けに
今回は「ワインセラーの選び方　～中古のリスク～」をご紹介します。

ワインを飲む方にとって、ワインセラーとは欠かせないアイテムの一つといえます。

ワインは保存の状況により本来の味のポテンシャルに辿りつけるかどうかが決まります。

そこで保存のために必要になるのがワインセラーとなります。
ワインセラーは一般的に高級家電として扱われ、購入には細心の注意が必要となります。
性能、外観デザイン、内部構造、紫外線防止、温度管理、予算など様々なポイントを確認した上で
さらにワインライフが楽しみになるような一台に巡りあえれば言うことありません。

さて、今回のタイトルである「～中古のリスク～」これはいったい何が違うのか気をつけるべきポイントをあげたいと思います。

ワインセラーは高級家電となるため予算の関係上、オークションやリサイクルショップなどで中古品を探す方もいらっしゃると思います。
しかしながら、ワインセラーにおいて中古品はとても危険な選択といえます。

その理由は大きく分けて4つあります。

・商品状態
中古品の場合、商品の状態が不明となります。オークションの写真などでは外観がきれいに見えるから大丈夫だろうと考えがちですが、前回の使用状況がわからない限りそこには必ずリスクが伴います。ワインセラーは大切なワインを保存する製品なのでなおさら、外観よりも内部（冷却基盤等）の機能やシステムに重要な役割を持ちます。
たとえば、「沿岸部や川など湿度の多い地域で使っていた」「油などを使用する飲食店で使っていた」「製品設置が傾いた状態で使用していた」等と細かくあげればキリがないほど、見えないリスクが存在するものです。
内部（冷却基盤等）の機能やシステムの痛みは写真では確認できません。
そう、考えますとオークションで「新古」などといい、少しだけ割安だからと購入した製品は本当に安かったのか？リスクマネージメント分を差し引きしたら新品を購入した方がいいと言えるかもしれません。

・メーカー保証
ワインセラーの中古品の多くはメーカー保証がついていません。
オークションでは保証書付などと記載があるかもしれませんが多くの家電メーカーは購入者様にメーカー保証をするもので中古品や2時流通品に関してはメーカー保証は失効します。
※上記は各メーカー様によって対応がことなりますので、ご希望のメーカー様がいらっしゃる場合は直接ご確認ください。

メーカーからのダイレクト販売の場合、お客様登録が行われており、中古品で購入したワインセラーが故障し、保証書の提示をしても、保証書のナンバリングと登録状況が一致しなければメーカー保証対象外となります。

家電量販店などで購入可能な製品に関しましては保証書＋レシート（明細書）の提示が必要となります。
レシート（明細書）の提示がない場合メーカー保証対象外となる場合があります。

・故障時の修理対応
ワインセラーの中古品や2時流通品は故障時に修理対応をしてもらえない場合があります。
「格安」等と言うお買い得表示につられて「ちょっとした故障だからメーカーに出せばすぐ直ります」などと表示されている製品には注意が必要です。
この場合最悪ケースですとただ壊れている製品を買わされてしまい、修理をしてもらえず、処分する羽目になる。これは本当に悲しい気持ちになりますので注意してください！

・廃棄処分
ワインセラーは家電リサイクル法にのっとり適正に処分することが法律で義務付けられています。
最近ではこの処分費用を払いたくないために、格安でリサイクル点やオークションでの販売を行う業者も存在しますので要注意です。

以上を踏まえた上で、ワインセラーの中古にはリスクが伴うものだとご注意頂き失敗のないセラー選びをしていただけたら幸いです。

大切なワインの保存にはしっかりとしたリスクマネージメントが必要ですよね＾＾
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