ワインはブドウで作られます。
しかし、そのまま瓶にブドウを入れておいてもワインにはなりません。
そこで必要になってくるのが 【発酵】 です。
ワインは発酵によりアルコールを生み出しワインとして生まれ変わります。
皆さんもよく耳にすることがあるかもしれません。
そもそも 【 発酵 】 とはなんでしょう??
ワインをベースに辞書を引いてみますと
”酵母などの微生物が嫌気状態(空気のない状態)でエネルギーを得る為に有機物(ブドウ)を酸化して、アルコールや有機酸(タンニンなど)、二酸化炭素(炭酸)などを生成”
つまりブドウに元来ある酵母や人工的に入れられる酵母のの力を借りてブドウに含まれる糖分をアルコールや渋みの元であるタンニンや炭酸に変えることを 【 発酵 】といいます。
正式名称では 【 アルコール発酵 】 といいます。
抑えておきたい アルコール発酵の
ここがポイント!
アルコール発酵にはこれが必要
有機物 = 糖分 + 水 = 果汁
工程は
( 糖分 + 水 ) + 酵母
↓ (アルコール発酵) ↓
アルコール + 二酸化炭素(炭酸)
つまりワインのアルコールと炭酸はアルコール発酵の副産物なんですね!
味わいの変化にも糖分が多く残っている場合には甘口、全て糖分が分解されると辛口のワインが出来上がります。
その他にも樽で熟成や発酵の温度により味わいに大きな違いを生み出します。
今回ご紹介しましたのは科学的な面での発酵に触れてみましたが
次回は発酵が及ぼす味わいの違いなどの更に奥深くをご紹介していきたいと思います。