独特な香りがするワインのご紹介です。
今回ご紹介しますのは
フレーヴァード・ワイン(Flavored wine)
皆さんに馴染みがあるのはワインを果物に漬け込んだ サングリア(Sangria) というワインではないでしょうか。
このフレーヴァードワインはワインに薬草や果実、甘味料、エッセンスなどを加えることにより味わいや香りを華やかするものを指します。
別名、アロマダイズドワイン、混成ワインとも呼ばれています。
アペリティフ(食前酒)やカクテルの材料としてレストランやバーなどで使われることが多いです。
サングリアのほかにはヴェルモット(Vermouth)、リレ(Lillet)などもあります。
サングリア(Sangria)
スペインで馴染みの深い国民酒ともいえるワインです。
オレンジやレモンなどの柑橘系の果物にワインを漬け込むことにより飲みやすくなります。
柑橘系のほかにも様々な果物を漬け込む場合もありアルコール度数も比較的低く飲みやすいのが特徴的
ストレート以外にも氷を入れてロックで飲むのもよし、ソーダと割ってみるものもよし様々な飲み方があります。アルコールの苦手な方にはオススメなワインです。
ヴェルモット(Vermouth)
ヴェルモットはドイツ語のwermut『ニガヨモギ』に由来します。
特徴といえば爽やか且つ苦味があるのが特徴的。
主に白ワインをベースにして作られ、ニガヨモギや香草など配合するフレーヴァードワイン。
このベルモットにも2種類に分けられます。
スイートベルモット:イタリアのピエモンテで主に造られ、甘口でハーブの風味が強くカラメルで着色しているため淡褐色をしています。
ドライベルモット:フランスで主に造られます。名前の通り辛口のテイストでフランスで造られるため『フレンチベルモット』とも言われます。カクテルではドライマティーニなどに使われます。
リレ(Lillet)
フランスボルドー産のワインを利用し1877年にアペリティフ(食前酒)として飲まれているワイン。
キナやハーブ、柑橘系のフルーツリキュールをブレンドして造られるワイン。ルージュとブランがあります。