ワインの種類」カテゴリーアーカイブ

シャンパンがシャンパンたる由縁

時に高級時計、ジュエリー、ハイファッションなどと同列に扱われるChampagne(シャンパン)。なかには、あのHERMES(エルメス)も手掛けたデザイナー、Jean-Paul GAULTIER(ジャン=ポール・ゴルチエ)がボトルデザインを行ったブランドもあるほど。... 続きを読む

ビオワインとは何者なのか?

ワイン界隈で台頭している「ビオワイン」。何やら、サスティナビリティー、エコロジーといったキーワードとも関係がありそうですが、その意味するところとは一体何でしょうか。今回は、日本人には少々馴染みにくい文化にも触れながら、その意味するところを探ってみることにします。... 続きを読む

アルマン・ド・ブリニャックというシャンパンをご存知ですか?

ヒップホップ歌手のJAY-Zがオーナーのシャンパン。JAY-Zの奥さんのビヨンセのパーティーの乾杯には必ずこのシャンパンが使われる。ビヨンセのミュージックビデオで240万円のボトルの中身をバスタブに注いだ。ジョージ・クルーニー、トム・クルーズ、レオナルド・ディカプリオのお気に入り。オバマ元大統領の資金調達パーティーで350本が用意された。世界最高峰のゴルフトーナメントのマスターズの優勝者に贈られる。六本木のクラブのオープニングパーティーで1000万円の30リットルボトルが開けられた。メタリックなボトルにはスペードのエース…とかく派手な話題が多いシャンパンです。... 続きを読む

高級シャンパンの代名詞、ドン・ペリニヨンの真実

シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で生産されるスパークリング・ワインのこと。... 続きを読む

ティンティリア・デル・モリーゼ(Tintilia Del Molise) DOC

2011年からDOCに認定されたイタリアモリーゼのティンティリアのワインを現地の生産者さんのご好意により頂きました。 TINTILIA LAGENA 写真のワインはティンティリア・ラゲーナ 原産地呼称:D.O.C. TINTILIA DEL MOLISE 生産量:約13000本/年 品種:ティンティリア100% 熟成:ステンレスタンク8ヶ月、瓶熟4ヶ月 ベーレベーネ・ローコスト2014オスカー・レジョナーレ(モリーゼ州を代表するワイン) モリーゼ州唯一土着品種であるティンティリアであるこのワインは濃厚なルビーの色でタンニンはしっかりめです。個性的な香りとブラックチェリー、ドライフルーツのプルーン、プラムのような果実味に溢れ、ブラックペッパーのようなスパイスも堪能できます。 ティンティリアははくろぶどう種で主として中密度の粘土質の土で栽培が行われます。 素晴らしいワインでした。... 続きを読む

シャンパーニュ その3 ~名称~ 

今回は規定に関してのご説明です。 前述ではご紹介したシャンパーニュの大きな概要だけでしたのでその更に深くまでご説明致します。  

【ヴィンテージ 規定 名称】

  シャンパーニュではその年で収穫したブドウから作られたワインと、様々な年で作られたブドウを集めて作られたワインとでは名称が異なってきます。 ミレジメ ~millesime~ ボトルに表示した収穫年のぶどうを100%使用してつくらなければなりません。 熟成規定としては瓶詰めの後に最低3年間は販売することが出来ません。   ノン・ミレジメ ~Non Millesime~ 瓶詰めの後に15ヶ月の熟成が義務化されています。  

【畑における格付け】

シャンパーニュ地方は格付けは【村】で行われています。 その示す名前としては【クリュ(cru)】 格付けのつけられる理由としては取引を行う上で判断基準や生産者の保護の為であるといわれています。 グラン・クリュ ~Grand Cru~ 格付けCru100%の畑のぶどうだけで作られたシャンパーニュ(17か村)   プルミエ・クリュ ~Premier Cru~ 格付けCru90%以上のぶどうだけで作られたシャンパーニュ(38か村)     今回挙げたものは全てボトルに記載されています。 シャンパーニュに関してはボトルに記載されている内容がより多くある場合は比較的に品質がいいとも言えることかもしれません。... 続きを読む

シャンパーニュ ~味わい名称 その2~

前回概要に関して触れましたが、味わいに関しても様々な名前がつけられています。 名前によって味わいが大きく異なってきます。 今回は味わいの表記に関してご照会いたします。 Champagne_02

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【味わいの名称】

製造の工程の一部に酵母が糖分を完全に分解してしまい、その糖分を過度でのリキュールとして加え、味わいを調整するこのことをドサージュ~Dosage~といいます。この補糖の量により表記する味わいの名称が異なります。 ブリュット・ナチュール~Brut Nature~ パ・ドゼ~Pas Dose~                     3g/L未満 ドサージュ・ゼロ~Dosage Zero~ エクストラ・ブリュット~Extra Brut~             0~6g/L ブリュット~Brut~                       12g/L以下 エクストラ・ドライ~Extra Dry~              12~17g/L セック~Sec~                         17~32g/L ドゥミ・セック~Demi・sec~                  32~35g/L ドゥー~Doux~                        50g/L     これらが分かるだけで選択肢は大きく狭まりお好きなワインに出会えるかもしれません。 次回はまだまだシャンパーニュに関して触れてみたいとも思います。  ... 続きを読む

シャンパーニュ Champagne

言わずと知れたスパークリングワインの代表格ともいえるワイン シャンパーニュ ~Champagne~ フランスのシャンパーニュ地方で作られるワインを指します。 シャンパーニュで抑えておきたいポイント! Champagne

①決められたブドウ品種・製造方法・熟成期間

シャンパーニュを名乗るためにはいくつかの規定をクリアしないと名乗ることは出来ません。 その一部をご紹介 ・ブドウ品種:主に代表的にはこの三種 黒ブドウではピノノワール・ピノムニエ 白ブドウではシャルドネ ※この地方で作られるブドウのみを使用すること ・製造方法:トラディショナル方式(別名シャンパーニュ製法) ・熟成期間:最低15ヶ月 ・アルコール度数:11度以上

②主要な地域

シャンパーニュを知る上で抑えておきたい三つの地域 モンターニュ・ド・ランス地区 ピノノワールの生育にとても富んでいるのが特徴的でシャンパーニュのブドウの8割を占めます グランクリュ:ボーモン・シュル・ヴェスル、ヴェルズネー、マイイ、ヴェルジ、ピュイジュー、アンボネー、ルーボワ、ブジー ヴァレー・ド・ラ・マルヌ地区 粘土質の土地でピノムニエが多く栽培されています。 グランクリュ:アイ、トゥール・シュル・マルヌ コート・デ・ブラン地区 白い丘とも言われ、もっとも石灰質土壌が優れている土地で高品質のブランドブランが作られます。 グランクリュ:クラマン、アヴィズ、シュイイ、オジェール、メニル・シュル・オジュ・オイリー

③人気のシャンパーニュ

ここでは人気の誰しもがご存知であるシャンパニューワインをご紹介 モエ・シャンドン(Moet et Chandon) ポメリー(Pommery et Greno) ブーブクリコ(Veuve Cliquot-Ponsardin) クリュッグ(Krug) マム(G.H.Mumm)   まだまだ奥の深いシャンパーニュですが、 皆さんが気になる点をいくつか挙げてご紹介したいと思います。... 続きを読む

ロゼワイン ~ROZE~

今回ご紹介致しますのはロゼワイン roze   きれいな色合いで女性に大人気です。 女子会などでよく取り上げられますのでこのロゼワインです。   気になる特徴は【赤ほど濃い味わいではないがコクがありすっきりしているのが特徴的】     ちょうど赤と白の中間の味わいと色合い   その秘密は作り方にあります。   違いを生み出す大きな3つの製造方法について

●セニエ法(Saignee) 黒ぶどうを使用します。 赤ワインの製造方法と同じく黒ぶどうを徐鞭・破砕し、果皮や種子と共に果汁をタンクに入れてマセラシオンを行い上澄み果汁のみを発酵する方法

メモ:ロゼワインの一般的な作り方(別名マセレーション法とも言います) 赤ワインの濃縮法としての作り方でもあり、その副産物がロゼとも言われます。

●直接圧搾法(Presseurage direct) 黒ぶどうを使用します。 白ワインを作るように行い黒ぶどうを破砕し、圧搾します。 その際に果皮の色が淡く抽出されてピンク色に色づいた果汁のみを発酵させる方法

メモ:果皮と種子との接触時間が短いのでセニエ法に比べ色が薄めかつ渋みも少なく爽やかな味わい

●混醸法 赤ワインと白ワインを混ぜることにより赤と白の色合いが生まれ淡い色合いにする方法

メモ:EUでは伝統的なロゼワインが危機さらされるということで禁止となっています。 しかしシャンパーニュではセニエ方混醸法が多く見られるが混醸法も認められています。   ロゼワインで有名な産地といえばフランス ロゼはフランスでは夏の風物詩とも言われるくらいであり、その中でもコード・デュ・ローヌのダヴェル。 ロワール地方のロゼ・ダンジュなどが上げられます。 フランスだけでなくスペイン・アメリカなど様々な国で多く飲まれていますが、数はあまり多くないのが実状かもしれません。... 続きを読む