ワインを嗜む方には言わずと知れたボルドー最高峰のワインとも言われるシャトーマルゴー
現在フランスボルドーでラフィット・ムートン・オーブリオン・ラトゥールに並ぶ『五大シャトー』の一角を担うワインです。
そのワインはとても気高くエレガントで女性的と評されることより『ボルドーの女王』とも呼ばれております。
その理由としては現当主ポール・ポンタリエ氏は「ベルベットの手袋のなかの鋼鉄の拳」とまで比喩するようにこのマルゴーの女性の様にしなやかなタンニン(渋み)を指し示しています。
若い内はとても固い味わいで女性らしくない印象ですが、年を重ねるに連れて徐々に丸みを帯びてきて華やかな印象が出てくる、それはまるで貴婦人のようであるという表現がマッチします。
画像:CHマルゴー正門内
生産国 |
フランス |
メドック格付け |
第一級(プルミエ・グラン・クリュ) |
地域 |
ボルドー |
フラッグシップ |
シャトーマルゴー |
地区 |
メドック |
セカンド |
パヴィオンルージュ・ブランCHマルゴー |
村 |
マルゴー |
作付面積 |
94ha |
マルゴー逸話といえば文豪ヘミングウェイが愛飲したワインとしても有名で、実の孫娘が生まれると「シャトー・マルゴーのように女性らしく魅力的に育つように」と願って「マーゴ(マルゴーの英語読み)」の名を贈ったほどであった。後の若くして亡くなった映画女優マーゴ・ヘミングウェイその人です。
または、ご存知ない方でも「失楽園」はご存知かと思われます。
そこで主人公とその不倫相手が共に最後のシーンで口にしたワインこそ、このシャトーマルゴーであります。この映画化によりシャトーマルゴーはワインを知らない方でも知られる存在ともなったと言われております。
現在ではボルドー最高の年とも言われている若いVT(年)でも100,000円以上はするものもあります。
ワイン通だけではなく誰しもが一度は飲んでみたいとも思う垂涎の的に間違いありません。
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